最近、オフィスのパーテーションなどで、「防炎」という文字を見かけることがあります。
防炎・・・建材を考えた時には、なんとなく曖昧な表現に感じられる言葉ですね。
燃焼に関する国土交通省の認定は、「不燃」「準不燃」「難燃」などで、防炎というカテゴリーは存在しません。
どういうものなのか、ちょっとまとめておきましょう。
防炎は、東京消防庁の公式サイトでは「不燃とは異なり、あくまでも燃えにくいという性能を示すもの」と表現されています。
かなり小さな火に接してもすぐに燃え上がってしまうのではなく、なかなか燃え広がらないようなもの。
オフィスに置いてあるイスやソファなど、繊維製品などを加工することで、万が一の時にもえぐさになるのを防ぎ、初期火災を延焼させないための製品を指しています。
(公財)日本防炎協会が自主的に認定制度を設けているようですが、一般的なオフィス家具などが対称になっているようです。
確かに建材だけでなく、身の回りの家具にもそうした加工が施されているのであれば、大勢の人が日常的に出入りする空間の安全が保たれますね。
例えば、防炎製品のカーテンなどを使用することで、延焼が食い止められたという事例は数多くあるようです。
ただ、パーテーションに関して言うなら、やはり不燃が一番なのは当然のこと。
不燃パーテーションであれば、炎から逃げる時間を稼ぐだけでなく、そこで火炎を食い止めることにも役立ちます。
不燃パーテーションの防炎壁は頼もしい設備ですよね。